
映画鑑定士と顔のない依頼人 感想
嫌な予感をずっと引きずっている。
ヴァージルと対照的な表情のクレア。
なにか悪いことが待っていると感じさせる。
ビリーの描いた絵をコレクション部屋に持ち込み気付いたときの顔が本当に絶望的。
こちらまで絶望する。
クレアの屋敷であったはずの向かいにある喫茶店にいる障害者のクレア。
映画関係者?やけに現実的な話が展開し、視聴者も主人公と同じく置いてけぼりにされる。
贋作の愛。そんなまさか。
「何があっても愛してる」
その言葉の真意は?
それすらも嘘なのか、愛だけは真実なのか、誰にもわからない。
だが主人公は絶望に打ちひしがれながらもクレアの語った思い出の場所へ行き、潔癖な彼が今までは絶対に選ばなかったであろう家を買い、彼女の語ったナイトアンドデイでクレアを待つ。
…永遠に?
女性の目を見て話すことも、ずっと潔癖で外せなかった手袋を外し素手になることもできたのに。
真実を知ることが幸せなのか、ニセモノの愛に包まれているのが幸せなのか。
愛とか幸せとかすごく安っぽいワードだらけになってて笑う、、、、
彼が与えた愛は本物だったのだと思いたい!